「テントコット」をご存じですか?普通のキャンプ用品リストにはまず含まれていませんが、手軽に秘密基地気分を味わえるとキャンプ好きの間ではじわじわ人気のアイテム。
この記事では、テントコットの基礎知識をまずレクチャーします。続いて、賢い選び方とおすすめのテントコットをご紹介。
気になる点をカバーして上手に使う方法もお伝えしますので、ご期待ください!
あなたもテントコットスタイルを取り入れて、キャンプの趣味を一歩深めてみませんか?
Contents
テントコットとは?
「テントコット」とは、テントとコットのいいとこどりをしたキャンプ用品。簡易ベッドのようなコットの上に、テントで壁と屋根が作られています。
簡便ながらしっかりフルクローズできるため、プライバシーが確保できて快適。秘密基地のような雰囲気が、男ゴコロをくすぐります。
アメリカでは広く愛用されているアイテムですが、最近では日本でもキャンプ好きの人のブログなどで取り上げられることも。知る人ぞ知る便利ギアとして、じわじわと人気上昇中です。
キャンプ好きをトリコにするテントコットの魅力はどこにあるのでしょうか。続く部分でお伝えします。
テントコットが人気の理由
設営と撤収がラク
テントコットの一番の特徴は、設営と撤収の手軽さ。折りたたみコットと同じ構造なので、基本的には広げるだけで設営完了。ペグを打つ必要もありません。
ペグの打てない岩場やアスファルトの上でも気にせず設営できます。
高床式で快適
テントコットは、地面から30〜50cmほど浮いた形になる高床式構造。地面の凹凸や冷たさが伝わらず、快適に眠ることができます。
雨が降っても浸水の心配はなし。グランドシートがなくてもテント底が汚れたり損傷したりすることはありません。気になる地面からの虫もシャットアウト。
使い道が多彩
使い道の多彩さもテントコットの魅力のひとつ。製品によっては椅子として使えるもの、テントとコットを切り離して使えるものもあります。
地面を選ばないため、海釣りや川釣りにも活躍。大きなテントの中に寝室として設置する「カンガルースタイル」にも最適です。
庭やベランダに設置したり、運動会やスポーツ観戦に利用する人も。災害時の備えにもなるなど、アウトドア以外の用途にも広く役立ちます。
それでは次に、テントコットの選び方をご紹介します。
テントコットの選び方
テントコットは「サイズ」「耐久性」「価格」を基準に選ぶのがポイント。それぞれの要素について、以下で詳しくご説明します。
使用目的に合ったサイズで選ぶ
テントコットは、使用目的に合ったサイズで選びましょう。
テントコットは構造上、1人用または2人用しかありません。1人用なら80cm前後、2人用なら150cm前後の幅があれば十分な空間で寝ることができます。
サイズに余裕があれば、荷物も中に入れられてさらに便利。高床式なので、床下に荷物を入れておけば雨から守ることも可能です。
たたんでも重くてかさばるものが多いテントコットですが、最近ではコンパクト・軽量タイプのものも手に入ります。
バイクツーリングキャンプやソロキャンプの場合は、持ち運びに適したサイズと重量のものを選びましょう。
生地の耐久性で選ぶ
テントコットを選ぶときは、生地の耐久性もチェックを。
高床式の作りでは生地で荷重を支えるため、丈夫さが特に重要。通常のテントなら破れたら補修できますが、テントコットでは補修後の耐荷重に影響してしまいます。
生地の強度を見るには、繊維の太さを表す「D(デニール)」や密度を表す「T(タフタ)」を確認しましょう。どちらも、数値が大きいほうが耐久性に優れています。
価格の安さで選ぶ
テントコットを価格の安さで選ぶのも一つの方法。テントコットの価格は、2万円台から10万円近くするものまでさまざまです。
有名ブランドのものは高価になる傾向があるため、コスパ重視の場合はノーブランドで評判の良いものを探しましょう。3万円前後でも使いやすいものは十分に見つかります。
それではいよいよ、おすすめのテントコットのご紹介です。
・快適な寝心地で支持されているテントコット
・バイクツーリングにもおすすめの軽量コンパクトタイプのテントコット
の順に、ランキング形式でご紹介しますので参考にしてください!
寝心地最高のテントコットおすすめランキング5選
まず、寝心地最高でおすすめのテントコットを5つご紹介します。
1位: Kamp-Rite カンプライト テントベッド グリーン
初めてでも5分で設置できる!大柄の男性も満足の寝心地
設置の簡単さと寝心地の良さに定評があるのが、カンプライトの「テントベッド グリーン」。テントコットのパイオニアであるカンプライトの自信作です。
「初めてでも5分で設置」「夜中の到着でもヘッドライトで余裕の設置」と、設置の簡単さに感嘆の声が。軽トラの荷台泊、海釣りの磯泊など、場所を選ばず愛用されています。
肝心の寝心地のほうは「身長185㎝体重88㎏ですが全く問題無く寝心地良い」と、大柄の男性からもお墨付き。氷点下5℃の冬キャンプでも朝まで熟睡できたという報告も。
手軽に最高の時間を満喫できるテントコットをお探しなら、要チェックです!
価格 | 39,350円(税抜) |
ブランド | カンプライト |
サイズ | ベッドサイズ:W71xL214 テントサイズ:W71xL214xH61(cm) |
収納サイズ | W89xH79xD15(cm) |
生地厚さ | 190TPU ナイロン |
重量 | 11kg |
耐荷重 | 136kg |
Tさん(20代男性)
2位:Kamp-rite カンプライト コンパクトテントコットExtraLarge
ゆとりある1人用の人気モデル。高い床下に荷物が置けて快適
カンプライトの「コンパクトテントコット」はSNSやブログなどでも評判の良い、ゆとりある1人用テントコット。寝るだけでなく、荷物もある程度置けるのが便利と高評価です。
床の高さが50cmと高めなのも特徴。実感としては、小柄な人は座ると足が浮くくらいの高さです。
地面が遠い分風通しが良く、日本家屋の縁側や海上コテージのような気持ち良さが味わえますよ。中に入らない荷物を床下に入れておくことができるのも便利です。
テントとコット、それぞれ単体でも使えるので汎用性が高いのもポイント。懐中電灯の光で組み立てたというコメントもあるほど、設置作業も簡単です。
開放感を大切にする方はぜひチェックしてみましょう!
価格 | 36,603円(税抜) |
ブランド | カンプライト |
サイズ | ベッドサイズ:214×84×54cm テントサイズ:214×84×102cm |
収納サイズ | 26×22×113cm |
生地厚さ | 190TPU ナイロン |
重量 | 13kg |
耐荷重 | 159kg |
amazonでレビューを見る
Hさん(20代男性)
3位: Kamp-rite カンプライト オーバーサイズ テントコットKRDTC443
アメリカンサイズの長さでゆとり抜群。夏の涼しさや耐久性も魅力
カンプライトの「オーバーサイズ テントコット」は、長さ220cmのアメリカンサイズ。同じ一人用でもゆとりが全然違うと評判です。
寝床としてだけでなく、リクライニングチェアーとしても使える仕様。夏の涼しさに定評があり、渓流釣りや音楽フェスなどさまざまな場面で愛用されています。耐久性を評価するコメントも。
国内で使用している人はほとんどいないため、他の人とかぶりたくないという方にもおすすめです!
価格 | 85,455円(税抜) |
ブランド | カンプライト |
サイズ | 220cm(L)×81cm(W)×100cm(H) |
収納サイズ | 86cm×86cm×15cm |
生地厚さ | 190Tナイロン |
重量 | 15kg |
耐荷重 | 158kg |
Fさん(20代男性)
4位:JIANG 高床式 2人用テントコット
スペックにも納得の2人用!ウレタンマットで寝心地良好
2人用のテントコットをお探しの方におすすめなのが、JIANGの2人用テントコット。
リーズナブルな価格ながらしっかりしたつくり。耐水圧2000mm・キャリーバッグ付きと納得のスペックです。
「コット部分に薄いウレタンマットが挟み込んであって寝心地良好」とのコメントも。
アウトドアではもちろん、家でも普段から子どもたちの秘密基地として活躍しているというパパの声も聴かれています。
父と息子のかけがえのない時間に心惹かれたあなたは、検討してみてはいかがでしょうか。
価格 | 33,364円(税抜) |
ブランド | JIANG |
サイズ | 210×120×120cm |
収納サイズ | 記載なし |
生地厚さ | 600Dポリエステル+メッシュ |
重量 | 18kg |
耐荷重 | 200kg |
Kさん(30代男性)
5位:Unafreely テントベッド
耐水圧2000mmの雨除けつき。雨の時期の撤収がラクラク
「Unafreely」のテントベッドは、価格が安くてもしっかり雨をしのげると好評。耐水圧2000mmのレインフライ(雨除け)が付属しており、急な雨にも対応できます。
「雨に濡れた後の撤収や帰宅後のメンテナンスがかなりラク!」と、いくつもテントを持っているキャンプ通からも高評価。
手軽に試せる価格なので、迷っている方は一度トライしてみてはいかがでしょうか。
価格 | 27,272円(税抜) |
ブランド | Unafreely |
サイズ | 214 x 77 x 120cm |
収納サイズ | 85 x 19 x 85 cm |
生地厚さ | 記載なし |
重量 | 16kg |
耐荷重 | 200kg |
Tさん(20代男性)
軽量・コンパクトなテントコットおすすめランキング2選
続いて、軽量・コンパクトでおすすめのテントコットを2つご紹介します。
1位:DESERT WALKER キャンプテント ツーリングテント 超軽量
2.6kg超軽量・コンパクト!2分で設置、耐荷重や防水機能も万全
「DESERT WALKER」のツーリングテントは、重くてかさばるテントコットのイメージを払拭した画期的な逸品。
何と2.6kgの超軽量で、バイクでのキャンプやソロキャンプにもピッタリ。中には、50日の自転車旅で使用したという人も。
2分で組み立て完了、耐荷重200kg、耐水圧2000mmの防水、耐寒マイナス22℃と、どこをとっても文句なしのスペック。
これで3万円台ですから恐るべきコスパです。キャンプ好きのブログなどでたびたび好意的に取り上げられているのも納得の実力。
ツーリングキャンプにテントコットを取り入れたい方は、まず検討して損はありません!
価格 | 32,727円(税抜) |
ブランド | DESERT WALKER |
サイズ | 200×66×105cm |
収納サイズ | 56×15×15cm |
生地厚さ | 15Dナイロン両面シリコンゴム素材 |
重量 | 2.57kg |
耐荷重 | 200kg |
Oさん(20代男性)
2位:帝都産業 1人用 コンパクトテントコット(カモフラージュ柄)
バイクで運びやすい長さ45cm。ランタンホルダーなどの配慮も魅力
3.4kgと軽量ながら5本の足で安定感ありと評価されているのが、帝都産業の「コンパクトテントコット」。
帝都産業は、ピザ配達用のバイクなどを手掛けている日本の会社です。バイクで運びやすい45cmの長さに収まる収納サイズはさすが。
ダブルウォールで結露しにくく、防水も2000mmと十分。コットを単体でも使用できるため汎用性も高いです。ランタンホルダーがついているなど、使い勝手への細やかな配慮もうれしいポイント。
価格 | 21,364円(税抜) |
ブランド | 帝都産業 |
サイズ | 190×110×100cm |
収納サイズ | 長さ45cm |
生地厚さ | 記載なし |
重量 | 3.4kg |
耐荷重 | 記載なし |
Tさん(20代男性)
知っておこう!テントコットのデメリットをカバーする方法
テントコットは便利な反面、いくつかのデメリットも。実際に使った人の声から、テントコットのデメリットをカバーする方法をまとめました。
デメリット | カバーする方法 |
重く、収納サイズが大きい | 主にオートキャンプで使用する、キャンプ用キャリーなど運搬方法を用意する |
結露しやすい | シュラフカバーを使用する、換気に注意する |
冬は寒さを感じやすい | 床面にマットを敷く、室温を保つ湯たんぽなどを用意する |
ファミリーサイズがない | 2人用のテントコットなら大人1人と子ども2人または大人2人と子ども1人寝られる場合も。耐荷重を見て検討する |
テントとコットのいいとこ取りで快適・便利なキャンプを!
泊まってみたいテントコットには出会えましたか?あなたのスタイルにピッタリのテントコットを手に入れて、アウトドアをもっと手軽に満喫しましょう!