「肌寒い秋春キャンプの夜、テント内をぬくぬくにして過ごしたい」「今年こそ冬キャンプに挑戦したい」という方はご注目。
この記事では、テント内を温める暖房の選び方をまずレクチャー。続いて、おすすめのテント用暖房をランキング形式でご紹介します。
記事の後半では、安全に暖房を使うためのお役立ち情報もお伝えします。
寒い季節のキャンプは、静かで虫が少なく、焚き火や星空をじっくり堪能できるのでおすすめ。
テントの暖房をしっかり準備して、冬キャンプの特別なまったり感を満喫しましょう!
Contents
テント内の暖房の選び方
テント内での暖房は「電源の有無」や「使用シーン」を基準に選ぶのがポイント。以下で詳しくご説明します。
電源が確保できるかどうかで選ぶ
テント内の暖房は、キャンプサイトで電源が確保できるかどうかに応じて選びましょう。
電源あり・なしの場合にそれぞれ選べる暖房器具の種類と特徴は、下の表のとおりです。
電源の有無 | 暖房器具の種類 | 特徴 |
電源あり | 電気ヒーター | 事故や火災の危険が少なく安全 下準備などの手間がなく手軽 初心者や子ども連れにも適する |
電気毛布・ホットカーペット | ||
布団乾燥機 | ||
電源なし | 石油ストーブ | 広範囲を温められる 鍋やヤカンを載せられる |
ガスストーブ | 持ち運びに便利 足元などをスポットで温める | |
薪ストーブ | 火力が強い 本格アウトドアの雰囲気が味わえる 調理ができる | |
湯たんぽ | 安価で使い方も手軽 |
使用シーンに合わせた機能で選ぶ
テント内の暖房は、使用シーンに合った機能を持つものを選びましょう。
小さな子どもを連れてのファミリーキャンプなら、転倒を感知して自動でオフになるものやチャイルドロックがかかるものが安心。
登山やツーリングなど身軽さ重視のキャンプの場合は、温かく過ごすというよりも寒くない程度を目指して荷造りを。
カセットガスのストーブや軽量素材の湯たんぽがおすすめです。
それでは、テント内を温めるのにおすすめの暖房を、電源ありの場合・なしの場合に分けてランキング形式でご紹介していきます。
記事の後半では、テント内暖房を安全に楽しむためのコツもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください!
【電源あり】テント用暖房おすすめランキング5選
まず、電源が確保できるサイトにおすすめの、電気を使ったテント用暖房を5つご紹介します。
1位:アイリスオーヤマ セラミックファンヒーター JCH-12TD3-W
安全への細やかな配慮で小さな子どもがいても安心
ファミリーキャンプでも安心して使える暖房をお探しなら「アイリスオーヤマ」のセラミックファンヒーターがおすすめ。
本体が転倒した時や温度が異常に上がった時には、自動で電源が切れる安全装置付き。小さな子どものいたずらによる事故を防ぐチャイルドロックも搭載しています。
「人感センサー」モードにすれば人がいる時だけ温めてくれるので、アクティブなキャンプでもこまめなオンオフの手間がかかりません。
実際に使っている人も安全への配慮を感じており「スイッチが2度押しになっていて何かがぶつかった拍子に間違って電源が入らない点が良い」との声も。
片手で持ち運べる軽量設計ながら、下の方が重い作りになっており安定感があるのも好評です。
家族の安全を重視するあなたは、まずチェックしてみましょう!
価格 | 6,387円(税抜) |
サイズ | 幅約26×奥行約13.5×高さ約37.9 |
重量 | 2.5kg |
消費電力 | 1200W |
Mさん(20代男性)
2位:セラミックヒーター iSiLER 電気ファンヒーター
シンプルでパワフル!タフでおしゃれなソロヒーター
「iSiLER」のセラミックヒーターは、ソロキャンプで使えるコンパクトなファンヒーター。
「2秒速暖」のうたい文句通り、脱衣所や物置のような狭い空間ならすぐにしっかり温まると評判です。
レトロなデザインも高評価。シックながら目立つイエローで小さいながらも存在感十分です。
内部が高温になると自動的に電源が切れる過剰加熱防止機能付きで、連続使用時も安心。コードが太く頑丈で断線しにくいのも、アウトドアにうれしいタフさです。
シンプルな自分用の暖房を手に入れたい方におすすめの、高コスパアイテムです!
価格 | 1,819円(税抜) |
サイズ | 18.3 x 16.9 x 15.6 cm |
重量 | 1.1 kg |
消費電力 | 1200W |
Fさん(20代男性)
3位:アイリスオーヤマ ホットカーペット 2畳 176×176cm IHC-20-H
必要十分な機能で使いやすい!ダニ退治機能付きで気持ちよく使える
必要十分のシンプルな機能が使いやすいと人気なのが「アイリスオーヤマ」のホットカーペット。「安いシュラフ1枚でも暖かく寝られる」と高評価です。
大人2人が寝られる2畳サイズ。小さく折り畳めるので携帯性も抜群です。うっかり消し忘れても、6時間後に自動でOFFになるため安心。
ダニ退治機能が付いているので、シーズンの初めや終わりに活用すれば気持ちよく使えます。
テント内暖房に不慣れでもストレスなく取り入れられるため、冬キャンプ初心者の方にもおすすめです!
価格 | 5,892円(税抜) |
サイズ | 幅約176×奥行約176cm |
重量 | 2.9kg |
消費電力 | 500W |
Hさん(20代男性)
4位:Sugiyama 電気敷き毛布 日本製 洗える ダニ退治 140×80cm NA-023S
温度センサーで快適!ソロキャンプに最適の丸洗いできる電気毛布
冬登山から釣りの車中泊まで、ソロキャンパーに広く愛用されている電気毛布。中でも「Sugiyama」の電気式毛布は、Amazonでベストセラー1位を獲得している人気商品です。
人気の理由は、短時間で暖かくなり、センサーで室温を感知して最適な温度を保ってくれる心地よさ。
「夜中に目が覚めることがなくなった」というコメントも。配線自体も頭寒足熱を意識した設計になっています。
汚れたら丸洗いできるのもアウトドアにはうれしい仕様。消費電力が小さいため、ほかの電気製品と併用したいときにも重宝です。
価格 | 2,164円(税抜) |
サイズ | 幅140×長さ80cm |
重量 | 0.7kg |
消費電力 | 55W |
Jさん(20代男性)
5位:アイリスオーヤマ 布団乾燥機 布団あたため カラリエ FK-C2-WP
就寝時間がぬくぬく幸せに!10秒セットの簡単操作
冬キャンプの幸せアイテムとして近年注目を集めているのが、布団乾燥機。「アイリスオーヤマ」のカラリエは面倒な準備や片付けがいらない手軽さで評判です。
一般的な布団乾燥機と異なり、バルーン状のマットを布団に挟む必要はなし。フラップ付きのホースを布団に突っ込むだけでOK。10秒で簡単にセットできます。
寝る前に冷たいシュラフを温めるのはもちろん、冷たい靴や濡れた手袋を温めるなど用途は無限大。
複数のシュラフを並べて大きなシーツやアルミシートをかぶせて使えば、一度にぬくぬくにできます。
価格 | 7,455円(税抜) |
サイズ | 幅約16×奥行約14×高さ約36 |
重量 | 1.8kg |
消費電力 | 560W |
Eさん(20代男性)
【電源なし】テント用暖房おすすめランキング5選
続いて、電源が確保できないサイトでの使用におすすめのテント内暖房を5つご紹介します。
1位:マルカ 湯たんぽ Aエース 2.5L 袋付 022524
直火で温めなおせるから便利!耐久性も上々
氷点下でのキャンプのお供として多くの人に選ばれているのが「マルカ」の湯たんぽ。直火やIHにかけての温め直しが簡単にでき、連続使用にも便利だと高評価です。
タオルなどに巻いて寝袋に入れておくだけで、朝まで幸せに眠れます。朝になっても暖かく、カイロ代わりに使えるという声も。
冬の焚き火は前だけ暖かく背中が寒いので、湯たんぽを背中に当てるのもおすすめです。
内部に支柱が入っており、温度が下がっても変形しにくいため、耐久性上々。替えパッキンも付属しており、長く愛用したい方にピッタリです。
価格 | 1,931円(税抜) |
サイズ | 約W29.5×D21.6×H7.4cm |
重量 | 0.61kg |
Kさん(20代男性)
2位:クロッツ やわらか湯たんぽ たまご型タイプ (ブラック)
もっちりやわらかで軽量!1年じゅう使えるのも魅力
「クロッツ」のやわらか湯たんぽは、もっちりした肌触りでじんわり温まる、ウエットスーツ素材の湯たんぽ。やみつきになる人が続出しています。
水が入っていない状態では160gと軽量。柔らか素材でかさばらないので、荷物を減らしたい人にもピッタリです。
カバーなしでも低温やけどの心配がないのもポイント。夏には冷水を入れて熱中症対策にも活用できます。
「もう1個買おうかな?」という愛用者もいる名品、あなたもハマる予感がしたら要チェックです!
価格 | 2,891円(税抜) |
サイズ | 約24×19×3cm |
重量 | 160g |
Wさん(20代男性)
3位:センゴク・アラジン ガスストーブ レッド SAGBF01-R
おしゃれで手軽。市販のガスカートリッジが使える
ソロキャンプやデュオキャンプに、おしゃれで扱いやすいストーブが欲しい方におすすめなのが「アラジン」のガスストーブ。
燃料は手に入りやすく使い慣れているカセットコンロのカートリッジ。災害への備えとしてもおすすめです。
見た目よりもパワフルで、4〜5人用のテントや4畳半の部屋にも十分に使えるというコメントも。
ガスボンベ1本で3時間ほど使えるので、使用時間に合わせてカートリッジを用意していきましょう。
価格 | 26,936円(税抜) |
サイズ | 奥行33.5×幅32×高さ39cm |
重量 | 5.7kg |
Yさん(20代男性)
4位:トヨトミ 対流型 石油ストーブ (木造7畳まで/コンクリート9畳まで) 日本製 ダークグリーン RL-250(G)
明るく炎がキレイ!照明としても優秀なランタン調ストーブ
「トヨトミ」のレインボーストーブは、明るく燃費が良い雰囲気抜群の石油ストーブ。白熱灯でいえば40Wに相当する明るさがあるので「ランタンとしても優秀」と評判です。
全方向温まるタイプの対流式ストーブなので、部屋の真ん中に置ける2ルームテントでの使用がベスト。背の高いテントで使う場合はサーキュレーターを併用しましょう。
炎がキレイに見える特殊なガラス加工なので、炎を眺めるのが好きな方には特におすすめです。
価格 | 24,042円(税抜) |
サイズ | 幅38.8×奥行38.8×高さ48.5cm |
重量 | 6.2kg |
Uさん(20代男性)
5位:PETROMAX(ペトロマックス) キャンピングストーブ Loki ロキ 【日本正規品】 12761
本格派におすすめ!携帯便利な薪ストーブで最高の冬キャンプを
冬キャンプを本格的に極めたい方は、薪ストーブにトライを。
「ペトロマックス」のロキは、コンパクトな組み立て式で携帯に便利。ダッチオーブン料理も楽しめる本格派ストーブです。
無骨さとスタイリッシュさの絶妙なバランスが魅力。最高の雰囲気とともに「ばっちり暖かい」「足元もじんわり暖かい」と暖かさにも太鼓判のコメントが多数。
手入れや設置の手間も含めて本気で冬キャンプを楽しみたいあなたにおすすめです!
価格 | 39,000円(税抜) |
サイズ | 83.5×241×55cm |
収納サイズ | 約33×52×33cm |
重量 | 12.2kg |
Iさん(20代男性)
安全にテント内を温めるための注意点
テント内を暖房するにあたっては、いくつか注意点があります。しっかり守って、安全に楽しみましょう。
一酸化炭素中毒
テント内や車内のような狭い空間でガスや石油などの火気を使用する場合、要注意なのが一酸化炭素中毒。
一酸化炭素は無味無臭のため、知らない間に濃度が上がり、命にもかかわりかねません。
使用に際しては十分に換気するとともに、一酸化炭素警報器を設置しましょう。
電池切れや故障で取り返しのつかない事態にならないよう、使用前はしっかり点検し、できれば複数設置するのが安心です。
低温やけど
電気毛布や湯たんぽなどの暖房器具は、長時間直接肌に触れていると低温やけどを起こす可能性があります。
タオルやカバーでしっかり覆うようにし、子どもの使用は注意して見守りましょう。
電気容量
電源が確保できるサイトでは、たいてい1000Wが上限となっています。予約時やチェックイン時に確認を。
東日本から西日本へ、またはその逆に移動してのキャンプでは、持参の電気製品が東西の交流周波数の違いに対応しているかチェックしましょう。
一般的に電源は、屋外のボックスから延長コードで室内へ引いてくる形になります。水濡れによる感電を防ぐため、防雨仕様の屋外用延長コードの用意をお忘れなく。
火災
テント内での火気使用に際しては、火災にも十分注意が必要。薪ストーブを使用する際には煙突ガードを使用し、ポリコットンなど耐熱性の高い素材のテントを使いましょう。
ファミリーキャンプでは子どもの火傷などの事故が起こらないよう、対策・監視をしっかり行いましょう。
もっと安全・快適に!テント内暖房サポートアイテム
安全・快適にテント内を温める、お役立ちアイテムを2つご紹介します。
Ourjob一酸化炭素警報機 壁掛けCOアラーム ホーム/キャンプ用/キャラバン(シャンパンカラー)
価格と機能のバランス良好。高級感あるデザイン、充電式で安心
一酸化炭素警報器は安価なものから高価なものまでありますが、コスパのバランスが取れているのが「Ourjob」のCOアラーム。
同価格帯の中でひときわ目立つ、高級感のあるデザインが高評価。
電池式ではなく充電式なので、移動中の車の中でもスマホのように充電可能。いつの間にか電池切れという危険な事態を避けられます。
妥当な価格でしっかり安心したい方におすすめです!
価格 | 4,535円(税抜) |
サイズ | 12.7 x 12.7 x 6.7 cm |
重量 | 119.92 g |
Aさん(20代男性)
コールマン(Coleman) テントファン CPX6 LEDライト付 2000010346
空気を攪拌して暖房効率をアップ!子どもがいても安全
テント内の暖房では、温かい空気が上に逃げてしまいがち。「コールマン」のテントファンは、テント全体の空気をゆるやかに攪拌して暖房効率をアップさせてくれます。
類似のファンやサーキュレーターと比べて音が静かで掃除しやすいのが魅力。
羽根の部分がやわらかな素材でできているので、誤って子どもが触っても怪我をしにくいのもうれしいポイントです。
充電・電池の両方で使えるため、電源の有無にかかわらず活躍。LEDライトだけ・ファンだけでも使え、夜間に重宝するアイテムです。
価格 | 3,446円(税抜) |
サイズ | 約直径25×14cm |
重量 | 約730g |
Tさん(20代男性)
テントに暖房を完備して秋冬キャンプを楽しもう!
あなたのキャンプスタイルにピッタリの暖房は見つかりましたか?暖房完備のテントで、寒い時期ならではのキャンプの醍醐味を満喫しましょう!