「タープ泊に憧れるけど、張り方が難しそう」「1枚あればいろいろな用途に使えて携帯しやすいタープないかな?」とお考えのあなたに朗報。
「ニンジャタープ」はキャンパーの夢とわがままを丸ごとかなえてくれる、汎用性抜群のユニークなタープです。
この記事では、ニンジャタープが他とどう違うのか、その魅力をまずレクチャー。続いて、ニンジャタープの真髄である多彩な使い方のバリエーションをご紹介します。
生地の最後では、ニンジャタープと一緒に使えばキャンプがもっと便利になるアイテムもピックアップします。どうぞご期待ください!
Contents
ニンジャタープはココがイイ!
「ニンジャタープ」は、カメラバッグやスタッフバッグなどでなじみのある日本のブランド「パーゴワークス」が販売しているソロタープ。
ユニークな設計で、ブログやインスタグラムにも頻繁に登場。入荷するとすぐに売り切れてしまうほどの大人気です。
キャンパーたちの心をわしづかみにする3つの魅力を分析してみましょう。
画期的な設営のしやすさ
ニンジャタープは、一人でも素早く簡単に設営できるのが大きな特徴。シートの四辺の真ん中がそれぞれ少しへこんだ手裏剣型のフォルムになっています。
この形状により、まずペグダウンしてからポールを立てるという、これまでのタープとは逆の手順で設営することが可能に。
中央に追加のロープが不要で、雨風の中でも設営しやすいのがポイントです。
ニンジャタープにはガイラインは付属していますが、ポールは付属していません。
トレッキングポールやボートのパドル、その辺に落ちている枝などを使って自由に設営可能。荷物を減らしてシンプルにタープ泊を楽しみたい人にもピッタリです。
軽量でコンパクトながら十分なサイズ感
ニンジャタープは軽量でコンパクト。重さは500gと、ペットボトルの水1本分の重量です。
筒形の収納袋に入れると、折りたたみ傘のように細長くコンパクトに。荷物を減らしたいツーリングや、日帰りキャンプのザックにも無理なく入ります。
軽くてコンパクトながら、大きさや耐久性は十分。シリコンコーティングを施した30Dのナイロン素材で、軽さと丈夫さをギリギリのところで両立。
パリッとした感触で、地面に敷いて座っても大丈夫な質感です。
広げると280cm×280cmで、大人が2人ゆったり寝られるサイズ感。
「絶妙なサイズでタープとして優秀」「ソロキャンプや2人キャンプなら全然余裕、MAX4人いけた」というコメントも。
30通りの多彩なアレンジ
ニンジャタープは、30通りともそれ以上ともいわれる設営バリエーションが魅力。1つあればいろいろな場面に対応できます。
多彩なアレンジを可能にする設計上のポイントは「ジョイントポイント」と「テンションスリーブ」の2つ。以下に詳しくご説明します。
21のジョイントポイント
ニンジャタープには中心部分と幕体のぐるりにトグル付きのジョイントポイントが合計21ヶ所付いています。
ガイラインをつなぐほか、ジョイントポイント同士をつなぐ、複数のニンジャタープをつなぐといった使い方も。
1人1枚持ち寄って複数つなぎ、大きなパーティースペースを作るという使い方も素敵です。
餃子のようなイメージで底面と横のジョイントを連結させれば、生地を内側に巻き込んでフロアを作ることも可能。
中心部分にあるジョイントは、タープの背中を引っ張ってスペースを拡張するときに便利。
少し引っ張ってふくらませるだけで、居住空間にゆとりが生まれて快適に過ごせます。
前後2辺のテンションスリーブ
ニンジャタープの前後2辺には、ドローコードの入ったスリーブを搭載。アジャスターを調整することで、幕体を巾着のように絞り込むことが可能です。
設営時にできたたるみを、コードを引っ張るだけで瞬時に解決。巻き込む、縮める、変形させるなど、自由で素早い設営が実現します。
ニンジャタープには、敢えていろいろな張り方に関する指示書は添えられていません。アイデアと実践でバリエーションを広げるのも楽しみの一つ。
どんなフィールドにもとりあえず持って行っておけば、何かの形で役に立ってくれるアイテムです!
それでは、ニンジャタープの基本スペックと口コミを改めてチェックしてみましょう。
ニンジャタープの基本スペックと口コミをチェック
ニンジャタープは優れた汎用性で「とりあえずこれ一個あればよい」というコメントが聞かれる逸品。
「ソロキャンプ時などに保険としてザックに忍ばせる」「ソロバイクキャンパーにおすすめ」「タープ泊や小さなテントの前室増量に活躍」と八面六臂の活躍です。
耐久性に関しても「軽量だが強靭」「2年にわたりかなりの回数使用しているが問題なし」と高評価。初めてのタープとしてこれが一番だという声も複数ありました。
ニンジャタープの色は現在のところ、グレーとダークグレーの2色展開。ペグやポールは付属していないため、別途調達する必要があります。
シリコンコーティングを施した防水生地。耐水圧について具体的な数値は不明ですが「数回雨天時に使用したが雨漏りなし」との口コミがあり、頼りになる実力がうかがえます。
「次はどこで試そうか?」と前向きな気持ちにさせてくれるニンジャタープ、アウトドアでもっとワクワクしたいあなたはぜひチェックしてみましょう!
価格 | 20,000円(税抜) |
重量 | 480g(本体のみ) |
使用サイズ | 280×28cm |
収納サイズ | 27×φ9cm |
耐水圧 | 記載なし |
素材 | ナイロン30D シリコンコーティング |
付属品 | ガイライン6本(2mmのリフレクティブ・オレンジ) スタッフバッグ |
Tさん(20代男性)
それでは、ニンジャタープの真骨頂、多彩なアレンジのバリエーションを見ていきましょう。
使い方いろいろ!ニンジャタープの多彩なアレンジ
ニンジャタープの張り方や使い方のバリエーションはとても豊富。まずは基本の張り方からマスターしましょう。
それから愛用者たちのアレンジを、ほんの一部ですがご紹介します。
基本の張り方
ニンジャタープの基本的な張り方。スクエアタープのように使えます。
基本の張り方の手順
①タープを広げます。
②四隅のジョイントポイントにガイラインを二重ループで取り付けます。
③対角線の延長線上、20cm前後のところでペグで固定します。
④タープ中心線の前後にポールを2本、タープの下からつっかえ棒の要領で立てます。ポールの先端をリングに通します。ポールは130cm程度がおすすめ。
⑤ゆるみがあれば、ガイラインを引っ張って調節しましょう。
※基本の張り方ということでご紹介しましたが、ニンジャタープには「こうでなくてはならない」という決まりはありません。
状況に合わせて自由に対応できるのが魅力。必要になれば順番など気にせず自由に張り替えも可能です。
※タープ下での焚き火、憧れます。ただしニンジャタープは焚き火タープではないので要注意です。
ニンジャタープに使われているシリコンコーティングのナイロンは防水性重視で、通気性がなく引火しやすい素材。焚き火は離れた場所で楽しみましょう。
応用編:庇をつける
ポールを生地の内側へ立てると、残った外側の生地が庇のようになります。ドローコードのゆるみを張って出来上がりです。
ステルス張り
人気のステルス張り。ポール1本で風に強いピラミッド型のツェルト風シェルターを作ります。
ポール1本を正面の内側にセットするだけ。ポールの先端位置を調整しドローコードを絞ると、庇をつけられます。
ポールは1m程度、強風の時はもう少し短くするのがおすすめ。
応用編:フロアを作る
後ろ側の生地を折り返し、両脇のジョイントポイントを連結することで、フロアを作ることができます。
フロアの正面はドローコードを絞って立ち上げれば、水や土・虫が上がってこないようにフチを作れます。
小川張り
小川張りとは、テントの前にタープを連結する張り方。テントの後ろからタープを引っ張るため、精度の高い連結が可能。
省スペースかつ雨が降っても濡れにくいため人気の張り方です。
昼寝スタイル
ビーチや公園でくつろぐのに最適の一人用昼寝スペース。長めのポールと真ん中のジョイントを使ってカプセル風にセッティングしています。
お気に入りのマットを忘れずに持っていきましょう。
ニンジャタープ+自転車orバイク
ポールの代わりに自転車やバイクで幕体を支えるスタイル。ポール1本でも荷物を減らしたいツーリングキャンプには必然のアイデアです。
ニンジャタープ+ハンモック
開放感抜群のゴールデンコンビ。ニンジャタープはシンプルな作りなので、簡易ソファ・ベッドとしてのハンモックと相性ピッタリです。
下の空間を有効利用できるメリットも。
ニンジャタープ+モスキートネットorインナーテント
夏の夜を涼しく快適に過ごすなら、風通しが良く虫をシャットアウトするモスキートネットやインナーテントをニンジャタープの中に入れるのが正解。
朝になればネットやテントを片づけて、タープを広く使えるのも便利。
ほかにも、
・テントポールを使ってドーム型に張り、テント不要のキャンプを楽しむ人
・オートキャンプの際に2枚を連結しカーサイドタープとして使用する人
など創意工夫を凝らしたアレンジが無数に見つかります。想像力を働かせればいくらでも使い道が広がる自由さが、ニンジャタープを所有する醍醐味といえるでしょう。
続いて、ニンジャタープをもっと便利にしてくれるサポートアイテムをご紹介します。
ニンジャタープをもっと便利にするアイテム
ニンジャタープと一緒に使うことで、キャンプがもっと便利になるアイテムをピックアップ。似たような製品が多い中、特に口コミで評判の良いものをご紹介します!
ピッタリのインナーテント:パーゴワークス ニンジャネスト NJ03
開放感も安心感も良好!組み合わせて新しいタープ泊をエンジョイ
タープだけでは雨や虫・人の視線などが気になってしまう人に朗報。
「ニンジャネスト」は、ニンジャタープと組み合わせて使うよう設計された、同メーカーのインナーテント。「かなりよく考えられている!」と登山ファンからも高評価。
本体はメッシュ、サイドは雨を防ぐ防水素材を使用。夏や雨天時も快適です。650gと軽量ながら、大人2人がゆったり過ごせる空間を作ります。
出入口は正面から側面までつながるジッパーでノンストレス。
開放感も安心感も諦めたくないあなたのわがままをかなえてくれる、ピッタリサイズの寝室です。
価格 | 23,564円(税抜) |
重量 | 約650g |
使用サイズ | 1800×1900×1000mm |
収納サイズ | 270 ×110×110mm |
素材 | ナイロン30Dシリコンコーティング |
付属品 | スタッフバッグ ※ポールは付属なし。110〜130mm程度のタープポールまたはトレッキングポールを別途調達 |
おすすめのポール:Kemeko(ケメコ) テレスコカーボンファットタープポール200cm
極太・軽量・無段階伸縮!精度の良い作りも高評価
トレッキングポールなどで代用せず、きちんとしたタープ用ポールを使いたい方におすすめなのが「ケメコ」のカーボン伸縮ポール。
風の強い場所でもしっかり支えてくれる極太タイプながら、300g台と超軽量なのがポイント。
200cmまで無段階で伸縮するため、変幻自在のニンジャタープ設営にピッタリ。アルミの締まり具合やストッパーなど精度の良い作りも高評価です。
収納時は30Lのザックならラクラク入る55cm。ツーリングにも支障のないサイズです。
価格 | 21,000円(税抜) |
重量 | 約340g |
使用サイズ | 長さ:約200cm(最大) 直径:2-3.3cm |
収納サイズ | 約55cm |
素材 | 3Kマットカーボン/60アルミ合金アルマイト加工済み |
おすすめの自在:パーゴワークス シュリケン NJ02
困った時に何とかしてくれる!ロープワークをスマートに
ロープワークに苦手意識がある方に朗報。パーゴワークスの「シュリケン」は、設営や荷づくりを格段に楽にしてくれるお助けアイテムです。
「自由過ぎる自在」がコンセプト。こっそり持っていれば、ロープで困った時に何とかしてくれる「武器」として重宝します。
4つのフックを組み合わせたユニークな手裏剣型。
ロープ調整金具としてテント設営時に活躍するほか、荷物をまとめたり道具をロープに掛けるツールハンガーになったりと用途は無限。
「ちょっとした時に威力を発揮する」「目の付けどころが違う」「考えた人に敬意」と愛用者からは絶賛のコメントが。
細かいことはスマートにこなし、すぐにキャンプそのものを楽しみたいあなたは要チェックです!
価格 | 2,000円(税抜) |
重量 | 約4g |
サイズ | 37×37×1.2mm |
素材 | ジュラルミン |
対応ロープ径 | 2〜4mm |
使用上の注意 | 投げないでください |
ニンジャタープでキャンプをもっとエキサイティングに!
ニンジャタープは名前の通り、忍者のように変幻自在の使い勝手で、自由なあなたのキャンプスタイルにピッタリ。
毎回こっそり忍者を連れていくワクワク感に心惹かれたら、ぜひゲットしてみましょう!きっと陰に日向に、想像以上にイイ働きをしてくれますよ。