真っ暗な夜を煌々と照らしてくれるガソリンランタンは、キャンプを一段と素敵なものにしてくれます。
「使い方やメンテナンスが難しそう…」と敬遠されがちなガソリンランタンですが、ポイントを押さえれば怖くありません。
今回は、ガソリンランタンの使い方やメンテナンスとともに、おすすめのガソリンランタンランキングTOP6をご紹介します。
最後に、ガソリンランタンの使用時に役立つグッズもお伝えするので、ぜひご覧ください。
Contents
ガソリンランタンとは?どんな仕組みになっているの?
ガソリンランタンとは、屋外で使う明かりのことです。
メイン燃料のホワイトガソリンは、ホームセンターやアウトドア専門店で購入できます。マルチフューエル対応なら車のガソリンでも対応可能。
ガソリンランタンは、ガスランタンやLEDランタンよりも光量が強く安定的。その反面、値段が高かったり、メンテナンスに時間がかかったりといった違いがあります。
まずは、ガソリンランタンのメリットを詳しくお伝えします。
ガソリンランタンを使うメリット
ガソリンランタンを使うメリットは、屋外で安定した光を得られること。
燃費がよいうえに、独特の明かりを照らせることも人気の秘訣。味のあるデザインが多いので、インテリアとしても使えます。
大光量で広く照らせる
ガソリンランタンは、テントの周り一帯を明るく照らせるほど、光量が大きいことが特徴。
マントルと呼ばれるマントルが2つあるガソリンランタンを選べば、さらに光量を大きくできます。
気温が低くても安定して消えにくい
ガソリンランタンは、寒い日や雨風が強いときでも安定して消えにくいことがメリットです。
ガソリンランタンは屋外用なので、ガスランタンのように気温の影響を受けて消えにくいことが特徴です。
レトロでおしゃれな雰囲気を演出できる
ガソリンランタンを使うと、暖かみのある雰囲気をつくり出せます。ほかのランタンにはないレトロな感じや、おしゃれさを求める人にはガソリンランタンがピッタリ。
家族や友達などとお酒を飲みながら、ゆったりと語り合うときなどに最適です。
ランニングコストが低い
ホワイトガソリンは燃料費が安く、燃費が良いので、リーズナブルに使えるところがガソリンランタンの魅力。
それなのに光量が大きく、広範囲を照らせるので、コスパが良いと感じることもメリットです。
次は、あなたにピッタリのガソリンランタンを見つけるコツをお伝えします。
おすすめガソリンランタンの選び方
ガソリンランタンを選ぶときには、用途や携帯性を基準に選ぶのがポイント。以下で詳しく説明します。
用途に合った明るさのものを選ぶ
ガソリンランタンはアイテムによって、明るさが異なります。用途に合わせて選びましょう。
メイン使用のランタンなら200CP以上のものやツーマントルタイプ
メインとして使う場合、200CP以上のものか、ツーマントルタイプがおすすめです。
CPとはキャンドルパワーの頭文字をとったもので、明るさを表す数値のこと。光源が2つあるタイプのツーマントルを選ぶ場合は、200CP未満でも比較的明るく照らしてくれます。
サブ使用のランタンなら100~150CPの小型タイプ
虫よけや卓上用のサブ使用として狭い範囲を照らしたい場合、100~150CPのガソリンランタンを選びましょう。
明るさが小さめのガソリンランタンは小型タイプのものが多いので、ある程度見た目で判断ができるでしょう。
キャンプ予定日数に合わせたタンク容量・燃焼時間で選ぶ
ガソリンランタンの容量が大きいほど、燃焼時間が長くなることが多いので、どれくらいの時間照らしたいかを基準に選ぶこともひとつの手。
短時間しか使わないのに大容量のガソリンランタンを選ぶと、タンクの圧力を縮めるポンピングに時間がかかってしまうので要注意。
利便性重視なら車の「レギュラーガソリン対応」を選ぶ
車のレギュラーガソリンを燃料にできるガソリンランタンを選べば、より便利に使えます。
ホワイトガソリンはアウトドアショップやネットショップなど、限られたところでしか買えません。
そのため、手に入りやすい車のレギュラーガソリンに対応しているガソリンランタンも検討しましょう。災害用としても役立つので重宝します。
持ち運び中の破損を防止する専用ケースつきを選ぶ
ガソリンランタンを選ぶ際は、持ち運びに便利なケースが付属しているものがおすすめです。
ガソリンランタンはガス・LEDランタンよりも大きく、重いことが多いので、運搬中にぶつけたり落としたりして破損しないように注意が必要です。
次は、おすすめのガソリンランタンを6つご紹介します。
ガソリンランタンおすすめランキング6選
コールマンを中心におすすめのガソリンランタンを集めました。
1位:Coleman(コールマン) プレミアム パワーハウス デュアルフューエルランタン
とにかく明るい!レギュラーガソリン対応で使い勝手も抜群
295CPの明るさを誇る『プレミアム パワーハウス デュアルフューエルランタン』は、広範囲を煌々と照らしてくれます。
その独特の色味をもった明るさで、キャンプの夜などの雰囲気を盛り上げてくれるガソリンランタンです。
レギュラーガソリン対応なので、災害時にも役立つこともメリット。
「ホワイトガソリンとレギュラーガソリンによる光量の差がない」「シルバーに近い色合いも綺麗で、燃費が良い」などの口コミがあり、満足度が高いガソリンランタンです。
価格 | 15,000円(税抜) |
メーカー | コールマン |
サイズ | 15.88×7.75×7cm |
重量 | 約1.9kg |
明るさ | 295CP |
タンク容量 | 約1,000㏄ |
燃焼時間 | – |
レギュラーガソリン | ◯ |
マントル数 | ツーマントル |
専用ケース付属 | × |
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Nさん(30代男性)
2位:(コールマン) COLEMAN ワンマントルランタン 40thリミテッド
最長15時間使える!レトロでオシャレなガソリンランタン
COLEMANの『ワンマントルランタン 40thリミテッド 』は、最長15時間も使える燃費の良いガソリンランタン。
1976年に使われていたグリーンカラーがクラシックな渋みを出してくれており、デザインも楽しめます。収納ケースがついているので、保管や持ち運びにも嬉しい一品です。
価格 | 30,728円(税抜) |
メーカー | コールマン |
サイズ | 約φ16×31(h)cm |
重量 | 1.4kg |
明るさ | 約200CP |
タンク容量 | 約590㏄ |
燃焼時間 | 約7.5~15時間 |
レギュラーガソリン | × |
マントル数 | ワンマントル |
専用ケース付属 | ◯ |
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Kさん(40代男性)
3位:Coleman(コールマン) ランタン シーズンズランタン 2017 ヴィンテージブルー
デザイン性・携帯性を求める人にピッタリ!
『シーズンズランタン 2017 ヴィンテージブルー』は、ポップなブルーが特徴のオシャレなガソリンランタン。
約1.4kgと重すぎず、キャリーケースもついているので持ち運びやすいことが魅力。
それでいて190CPの明るさで7時間以上も照らしてくれるので、コスパの面でも優れたガソリンランタンといえます。
価格 | 54,546円(税抜) |
メーカー | コールマン |
サイズ | 約17×17×高さ31cm |
重量 | 1.4kg |
明るさ | 190CP |
タンク容量 | 約590㏄ |
燃焼時間 | 約7時間~15時間 |
レギュラーガソリン | × |
マントル数 | ワンマントル |
専用ケース付属 | ◯ |
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Tさん(30代男性)
4位:Coleman(コールマン) ケロシン(灯油) ランタン 12022-L
灯油で燃費をさらにアップ!コスパ重視の方におすすめ
Coleman(コールマン) の『12022-L』は灯油が燃料のガソリンランタン。ホワイトガソリンよりも安く、ランニングコストが大幅に下げられます。
本体価格も1万円代なので、お試しで購入するのもおすすめ。
少ないパーツで構成されているため、あまり手がかからないことも嬉しいポイント。小規模なキャンプならメインランタンとして十分使えます。
価格 | 11,054円(税抜) |
メーカー | コールマン |
サイズ | 18x18x46cm |
重量 | 2.2kg |
明るさ | – |
タンク容量 | – |
燃焼時間 | – |
レギュラーガソリン | × |
マントル数 | ワンマントル |
専用ケース付属 | × |
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Oさん(30代男性)
5位:コールマン(Coleman) シーズンズランタン2019 ブラウン
1970年代のクラシックアメリカンデザインが魅力!
『シーズンズランタン2019 ブラウン』は、古き良きアメリカを彷彿とさせるデザインが魅力的。記念日などのプレゼントとして手に取る方も多い一品です。
通常のコールマン製品と比べても機能性は劣りません。実際に使って良し、インテリアとしても良しの長年使えるガソリンランタン。
専用ケースもついているので、大切に使いたい方にピッタリです。
価格 | 68,000円(税抜) |
メーカー | コールマン |
サイズ | 25cm×23cm×40cm |
重量 | 1.4kg |
明るさ | 190CP |
タンク容量 | 約590㏄ |
燃焼時間 | 約7時間~15時間 |
レギュラーガソリン | × |
マントル数 | ワンマントル |
専用ケース付属 | ◯ |
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Kさん(30代男性)
6位:コールマン ランタン ノーススター2000ランタン 2000-750J
ライターいらずの初心者用ガソリンランタン
『ノーススター2000ランタン 2000-750J』は、ボタンを押しながらバルブを回転させれば着火できるガソリンランタン。
ライターを使わず、安全で簡単に使えるため、初心者におすすめです。明かりを点けるまでに30秒もかからなかったとの口コミも。
360CPの光量と最長14時間の連続使用が可能なため、機能性もバッチリ。小説を読めるくらい明るく、非常にコスパが高いガソリンランタンです。
価格 | 21,112円(税抜) |
メーカー | コールマン |
サイズ | 約直径17.3×34.3(h)cm |
重量 | 1.8kg |
明るさ | 360CP |
タンク容量 | 940㏄ |
燃焼時間 | 約7時間~14時間 |
レギュラーガソリン | × |
マントル数 | ツーマントル |
専用ケース付属 | × |
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Uさん(30代男性)
初心者でも簡単!ガソリンランタンの使い方
使い方を予習しておけば、初心者でもガソリンランタンをうまく使えます。正しく安全に使うための5大ポイントを見てみましょう。
①燃料を漏斗で充填する
ガソリンランタンの燃料口に漏斗(じょうご)をつけ、燃料を入れましょう。
このとき、ホワイトガソリンの口が上になるように注意してください。これはガソリン缶のなかの空気が抜け、こぼれてしまわないようにするためです。
②火力調節のノブが閉じていることを確認する
火力調節のノブがオフになっている状態を確認しましょう。
③ポンプノブを左に2回転し空気を入れる
ポンプノブを反時計回りまわしてください。バルブが開いて空気が入ります。
④ポンピングでタンク内の空気圧を高める
ポンプノブの穴を押さえながら、中に数十回押し込みましょう。
中の空気が圧縮されて、押すときの抵抗が強くなってきたら、しっかりと押し込んたあとに右に2回、まわしてください。
⑤マントルをカラヤキにして点火する
網状の袋であるマントルをガソリンランタンの本体に結び付け、ライターなどで焼きましょう。最初は黒色ですが、その後白くなってきます。
全体的に白くなるまで火をつけてください。
途中で火が消えてしまって、再度カラヤキするとマントルに穴があきやすくなるので、風にさらされにくい場所で行いましょう。
続いて、ガソリンランタンを使った後のメンテナンスなどをご紹介します。
ガソリンランタンの片付けとメンテナンス
ガソリンランタンを使い終わったら3つのステップで片づけましょう。次に使うときのメンテナンスにもなる方法をご紹介します。
①燃料調節バルブを閉じて冷めるまで待つ
燃料調節バルブを閉じて、中の燃料が消えて冷めるまで待ってください。しばらくは熱さが持続するので、触らないように注意しましょう。
②燃料キャップを少し緩めて空気を抜く
燃料キャップを少しだけ緩めて、中の圧力を抜きましょう。これで安全に持ち運べる状態になります。
③次のキャンプに行く日程が遠い場合は燃料を抜く
しばらくガソリンランタンを使わない場合、燃料を抜いておきましょう。この際に便利なグッズは後ほどご紹介します。
基本的な取り扱いを押さえたところで、より安全に使うための注意点を見ていきましょう。
思わぬトラブルを防ぐ!ガソリンランタンの使用時の注意点
ガソリンランタンを使うときは十分に注意が必要です。以下の3つを押さえて安全に使いましょう。
高温になるガラス(グローブ)部分には絶対に触らない
ガソリンランタンのガラス(グローブ)部分は、高温になるので触らないでください。
すぐに火傷してしまうほどの熱さなので、大人はもちろん、お子さんにも十分に注意してください。
ガソリン缶は安全な場所に置いておく
ホワイトガソリンは引火しやすいので、安全な場所に置いておきましょう。
人がよく通るところに置かないことや、目につきやすいところに置くと良いですよ。
ガラス部分が割れやすいので持ち運びに注意する
グローブはガラスでできているので、落としたり、どこかにぶつけたりしないよう注意してください。先述のとおり、持ち運びの際は専用ケースに入れるなど、用心してましょう。
最後に、ガソリンランタンを使うときに役立つグッズを3つ、お伝えします。
ガソリンランタンの使用時に必要なものを揃えよう!
ガソリンランタンの使用時に役立つアイテムを揃えておけば、より快適に使えます。楽しい時間を過ごすためのグッズを3つ、ご紹介します。
じょうご:コールマン フューエル ファネル
ガソリンこぼれ&故障を防げるじょうご
『コールマン フューエル ファネル』は、シンプルなつくりながら、ガソリンをこぼすことなく入れられる優れもの。
ガソリンが満タンになると給油が止まる仕組みになっているので、どれだけ給油すればいいかもバッチリわかります。
また、ごみを取り除くフィルターがついているので、ガソリンランタンの故障を防いでくれることも嬉しいポイント。
ガソリンランタンを快適かつ、長く使いたい方にピッタリのじょうごです。
価格 | 1,201円(税抜) |
メーカー | コールマン |
ポンプ:コールマン 残ガソリン抜き取りポンプ
ポンピングの要領でガソリンをらくらく吸い取れるポンプ
ポンピングすることで、タンク内のガソリンを吸い取ってくれるコールマンの『 残ガソリン抜き取りポンプ』。
給油口につけてガソリンがある部分へ導いて、ポンピングするだけなので、簡単に後処理が可能。
予想外にガソリンを使わなかったときには、次回にまわせるので燃料代の節約につながるとの口コミも。
価格 | 1,337円(税抜) |
メーカー | コールマン |
マントル:コールマン マントル(95型)
カラヤキで失敗しても大丈夫!
初心者はカラヤキで失敗しやすいので、予備として『コールマン マントル(95型)』を用意しておきましょう。
「せっかくガソリンランタンを持ってきたのに使えない…」なんてことにならないための備えです。
マントルはカラヤキの失敗時以外にも、持ち運び時などに破れることもあるので、予備を持っておけば重宝しますよ。
価格 | 729円(税抜) |
メーカー | コールマン |
おすすめガソリンランタンでキャンプの夜を明るくおしゃれに!
ガソリンランタンがあれば、暖かみのある光でキャンプを一段と楽しめます。
ガソリンを扱うことやメンテナンスが必要なことなど、一見初心者にはハードルが高いと思われがちですが、そんなことはありません。
今回お伝えしたガソリンランタンの使い方を参考に、キャンプライフを一層素敵なものにしてくださいね。